香芝市議会 > 2003-12-08 >
12月08日-01号

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  1. 香芝市議会 2003-12-08
    12月08日-01号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成15年第6回12月定例会          平成15年第6回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成15年12月8日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (15名)    1番 橋 本 元 秀 君          3番 西 浦 秋 男 君    4番 河 杉 博 之 君          5番 北 川 重 信 君    6番 芦 高 省 五 君          7番 竹 下 正 志 君    9番 黒 松 康 至 君          10番 中 川 廣 美 君    11番 長谷川   翠 君          13番 角 田 博 文 君    14番 藤 本 みや子 君          16番 清 水 一 雄 君    17番 高 谷   廣 君          18番 田 中 信 好 君    19番 田 中   保 君4 欠席議員 (3名)    12番 大 倉 勝 彦 君          15番 萬 慶 芳 貞 君    20番 長谷川 芳 治 君5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     先 山 昭 夫       助役     岡 田 紀 郎   収入役    奥 山 誠 次       教育長    山 田 勝 治   企画調整部長 大 村   弘       総務部長   梅 田 善 久   市民生活部長 吉 田   治       保健福祉部長 奥 野 喜 弘   都市整備部長 野 村 日出夫       産業建設部長 藤 田 榮 作   教育委員会事務局長            水道局長   吉 田 博 昭          山 田 順 久6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 和 田 善 雄                          〃  書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。   承第4号 香芝市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告及び承認について   承第5号 平成15年度香芝市一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告及び承認について   議第41号 香芝市議会議員及び香芝市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例を制定することについて   議第42号 香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについて   議第43号 香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正することについて   議第44号 香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて   議第45号 香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて   議第46号 香芝市手数料条例の一部を改正することについて   議第47号 香芝市土地開発基金条例を廃止することについて   議第48号 平成15年度香芝市一般会計補正予算(第2号)について   議第49号 葛城広域行政事務組合規約の一部を改正することについて   議第50号 住民訴訟に係る弁護士報酬の負担について   議第51号 香芝市営火葬場リフレッシュ工事請負契約の締結について   議第52号 磯壁新在家線築造工事(Ⅱ工区その2)請負契約の締結について   議第53号 五位堂駅前北第二土地区画整理事業平成15年度工事請負変更契約の締結について   意見書第6号 観光立国へ積極的な施策推進を求める意見書(案)8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    4番 河 杉 博 之 君          5番 北 川 重 信 君    6番 芦 高 省 五 君                              開会 午前10時50分 ○議長(田中保君) おはようございます。 平成15年第6回の定例市議会が開催されるまでに、一言議員諸公にごあいさつを申し上げます。 12月議会、大変重要な議会でございます。お忙しい中ご出席をいただきまして、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。 欠席議員の報告をさせていただきます。大倉議員、萬慶議員、長谷川芳治議員、3名の欠席を受けています。報告をいたしておきます。 本日から19日まで、後で議会運営委員長からご報告をいただくわけでございますが、12月議会、市民の立場でいろいろよろしくお願いを申し上げ、あいさつといたします。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、市長より招集のあいさつを受けます。 市長、あいさつ。 ◎市長(先山昭夫君) 皆さんおはようございます。 ことしも余すところ20日余りとなりまして、まさに時の速さを感じておるところでございます。こうした中で本日平成15年第6回の12月定例市議会を招集させていただきましたところ、師走に入り議員各位には何かとお忙しい中でございますが、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。 さて、皆さん方もご承知のとおり、過日11月の月例経済報告がございました。景気は持ち直しているとの宣言がございましたが、実態経済は、雇用情勢は依然として厳しいものがございますし、また個人消費はおおむね横ばいで推移するなど、まだまだ着実な景気回復とは言いがたい厳しい状況下にございます。 現在国におきましては、16年度予算編成が本格化いたしておるところでございます。年金改革や地方財政の三位一体改革をどのように織り込んでいくかが争点でなかろうかと思うわけでございます。 本市におきましても、現在来年度の予算編成に取り組んでいるところでございますが、一般財源の中心でございます市税収入が伸び悩んでおりまして、さらには先日小泉首相が三位一体の改革により地方向けの補助金1兆円削減を打ち出されるなど、財政構造は大きく変化いたしております。年々厳しさを増しておるのが現状でございます。 こうした厳しい時代ではございますが、徹底した経費削減と予算の重点化、さらには効率化を強力に進め、青年都市として常に活力を失うことなく、前向きにこれからの香芝市の飛躍発展を願って、より一層の努力を重ねてまいりたいと、このように思っておる次第でございます。どうか皆様方には21世紀にふさわしい魅力あるまちづくりに絶大なるご支援とご協力、ご支援をよろしくお願いをいたします。 本定例会におきましては、条例の専決処分の報告及び承認をはじめ、15年度の一般会計補正予算、条例の一部改正、工事請負契約などの15議案につきまして12日間にわたりましてご審議をお願いするわけでございますが、いずれにいたしましても慎重ご審議を賜りまして、原案承認、可決を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのお願いのごあいさつといたします。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(田中保君) ただいま出席議員が定足数に達しております。したがいまして、これより第6回定例香芝市議会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(田中保君) 署名議員でございますが、私より指名させていただいてよろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。ご異議ないようでございますので、議長から指名をいたします。4番河杉博之議員、5番北川重信議員、6番芦高省五議員、3名にお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事日程の決定(議会運営委員長報告) ○議長(田中保君) それでは、日程に従いまして、本定例会の会期及び日程を議題といたします。 議会運営委員会で会期及び日程についてご審議を願っておりますので、議会運営委員長から報告を求めます。 清水一雄運営委員長。 ◆議会運営委員長(清水一雄君) 議会運営委員会の結果を報告申し上げます。 それぞれ日程の予定表は各議員諸公の机の上に配布されております。それを参考に審議を開いたわけでございますが、日程については、まず議長、市長も終わりまして、続いて1番、会議録署名議員の指名、これも終わりました。2番、会期・議事日程決定、議会運営委員長報告ということで今私がさせていただいております。それから、3番、議長諸報告、4番、総務文教委員長報告、意見書第5号についての審査の結果報告でございます。5番、スポーツ公園建設特別委員長報告、6番、都市計画特別委員長報告、7番、市長行政報告、8番、議案一括上程、9番、提案理由説明、10番、総括質疑、11番、委員会付託、12番、意見書第6号についてという順序で会議を進めることに議運では決まりましたので、報告申し上げます。 それから、付託案件については、また議長の配慮で局長からいろいろ議案の朗読をしていただきます。 続いて、配布前に先に言いましたけども、議案の目次について、承第4号と承第5号、議第41号、議第42号、議第43号、議第44号、議第45号、議第46号、議第47号、議第48号、議第49号、議第50号、議第51号、議第52号、各議案は事務局から朗読の上、議長から付託委員会の指定を諮っていただきます。 以上、そういうことで、もう一つ抜けてました。議第53号が抜けておりましたので、追加いたしておきます。 それから、意見書が出ておりますが、これの付託もこれを議長に付託はお願いしておきます。 以上をもって会議前に開きました議会運営委員会の結果報告といたします。 終わります。どうもご清聴ありがとうございます。 ○議長(田中保君) ただいまの議会運営委員長報告に対しまして質疑を受けます。 藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) 自衛隊のイラク派兵なのですけれども、あすにも閣議決定で正式に派兵の計画を出そうとしておりますので、緊急性がございますので、自衛隊のイラク派兵に反対する意見書を議運でも出ているか思うのですけれども、先ほど委員長が意見書付託をどうのこうのと言うておられましたけど、その件でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田中保君) 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(清水一雄君) 藤本議員の質問にお答えいたします。 藤本議員の会派の代表で芦高委員が出席いただいておる中で決めたことでございますので、内容について、詳細については芦高委員にご説明いただくことといたしまして、原則といたしまして、ルールといたしましては、委員会付託を原則といたしますので、最終日の委員会付託というようなことになってますが、後ほど議長からお諮りいただく順序でございます。 以上、お答え終わります。 ○議長(田中保君) はい。 ◆14番(藤本みや子君) そのように言われることはわからないわけでもございませんけれども、あす9日にも派兵閣議決定をされるというふうな計画案が出てますので、早急にきょうにでも決議していただければと思いますので、要望しておきます。 ○議長(田中保君) 清水委員長。 ◆議会運営委員長(清水一雄君) 緊急性を帯びるのはどんな角度からでも皆同じです。早く自衛隊を派遣してほしいなというこういう緊急な考え方もあれば、また共産党が出しておるような考え方もあります。その上で今が時期が緊急を帯びるからということじゃなしに、イラク問題がきょうあすに片づくわけではございません。まだ長期にわたるだろうという想定のもとに、また改めてもう少し強硬な意見書もまた考えて出していただく方法もございますので、その点十分熟慮の上ご理解願います。 ○議長(田中保君) 議長より申し上げます。ただいま議会運営委員長が答弁されたとおりでございますけれども、先例によって本会議の初日に提出される点については、最終の本会議で提案、原則付託と、こういうことでございますので、そのような方法を熟知しておられるわけでありますから、それまでに今おっしゃったような内容であれば、先例に則った対応で提出をされると、こういうことで議長より申し上げます。後でこの問題につきましては、議会にお諮りをいたします。 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 ただいま議会運営委員長から報告がありましたとおり、本定例会の会期は、本日8日から19日までの12日間と決したいと思いますが、異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。ご異議ないようでございますので、議会運営委員長報告どおり、本定例会の会期につきましては、12月8日本日より12月19日までの12日間と決定いたします。 続きまして、本日の日程でありますが、お手元に配布の議事日程のとおりで異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕
    ○議長(田中保君) はい、ご異議ないようでございますので、お手元の日程案どおり本日の議事日程とすることに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 議長諸報告 ○議長(田中保君) それでは、諸般の報告を議長よりいたします。 監査及び現金出納検査の結果報告が来ておりましたので、その写しを議員諸公のお手元まで配布いたしておきましたからご了承をいただきます。 続きまして、議員の派遣についてでございます。香芝市議会会議規則第161条第1項ただし書きの規定によりまして、11月10日開催の奈良県市議会議長会に副議長であります長谷川翠君を派遣いたしましたので、報告といたします。 また、さきの6月定例議会で議員派遣について議決を行いました北川重信君より、海外都市行政視察を実施されました。その結果報告の提出が議長にございましたので、お手元まで配布いたしておきましたからご了承をいただきたいと思います。 また、さきの9月議会で議員派遣について議決を行いました全体視察について、閉会中に視察を実施いたしましたので、その結果報告をお手元まで配布いたしておきましたから、あわせてご了承をお願いいたしたいと、このように思います。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程4 総務文教委員長報告(意見書第5号) ○議長(田中保君) それでは、議事日程に従いまして、意見書第5号を議題とし、総務文教委員長から報告を求めます。 はい、竹下委員長。 ◆総務文教委員長(竹下正志君) おはようございます。 ただいまお許しをいただきましたので、去る9月定例議会において総務文教委員会に付託を受け、継続審査となっていました意見書第5号について、11月27日に全員出席のもと当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について当委員会を代表してご報告を申し上げます。 意見書第5号県立高校の再編年次計画を凍結し、再検討を求める意見書(案)を議題とし、提出議員からの提案理由の説明を受けました後、委員から、提出者は県が6月13日に再編年次計画の発表を行い、強引なものであるという意見であるけれども、調査をしたところ、この計画が発表されるまでに県では平成12年7月から県立高校将来構想審議会が開かれ、平成13年9月に教育長にその答申をしております。 また、それを受けて再編計画を検討するための委員会が発足し、平成14年度に教育長に対して中間報告をいたしました。その後に一般の県民それから中高校生等約8,000人を対象にアンケート調査を行い、そして平成15年6月に県立高校再編年次計画を出された。このような経過のように、突然出されたものではないと認識する。このような経過があるのに、今この時期に意見書を出すことが本当に適切かどうか伺いたいと質されました。 提出議員からは、国や県の考えで進められてきたかもしれないが、教職員や県民に対しては知らされていなかったので、もっと議論をしてから行うようにしてもらいたいのでこの提案をしましたとの答えがありました。 委員から、中学生が進路を決めているこの時期に、香芝市議会が凍結や再検討を言うことが適切かどうかを判断して提案されているのかと質され、提出議員から、県民に計画を周知したことが遅いということ、また決まったように言われるけれども、最終的には12月の県議会で決まる。それから県民に周知し、二、三年の期間を置いてすればよいと考えているとの答えがありました。 以上で質疑を打ち切り、反対、賛成の討論を受けた後、採決の結果、賛成少数と認め、意見書第5号については、当委員会として否決をいたしました。 以上で当委員会に付託を受けた案件についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の報告漏れがございましたら、所属各委員の補足説明をよろしくお願いをいたします。 終わります。 ○議長(田中保君) ただいま委員長報告から詳しく報告をいただいたわけでございますが、質疑を打ち切って異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、質疑を打ち切ります。 委員長報告は賛成少数と、こういうことでございました。 直ちに討論に入ります。 意見書第5号に反対の方の討論を受けます。 はい、清水議員。原案に対して反対。 ◆16番(清水一雄君) それでは、ただいまの意見書に対しまして意見書案に反対の討論を行います。 もう既に統合計画決定がなされている時期において、今さらこういう意見書が出されたって、かえって教育行政の混乱を招く要因と私は解釈いたしますので、この意見書に対しましては反対をいたします。議員諸公のご理解あるご賛同をお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(田中保君) 意見書第5号に賛成の方の討論を受けます。 はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) それでは、県立高校の再編年次計画を凍結し、再検討を求める意見書(案)に対して賛成の立場から賛成討論を行います。 ことしの6月13日に奈良県教育委員会が発表しました県立高校再編年次計画は、現在43校しかない県立高校を2004年に4校、2005年に4校、2009年までに3校の計11校を減らす計画であります。この計画は、行ける高校から行きたい高校へ県立高校を再編統合すると、このようにしているわけでありますけれども、11校も減らすこと自体、行きたい高校から子供たちを締め出すことになるのではないでしょうか。 行きたい高校をなくさないでという中学生、また僕らの高校をつぶさんといてという高校生の切実な声が寄せられています。まさに県の乱暴な再編計画であり、子供や父母、教職員に対する拙速な計画でもあり、県は余り殺生なことをするなと言わざるを得ません。高校の再編計画は、奈良県の次世代を育てる重要な県民的課題であり、県立高校再編計画策定委員会の報告でも、生徒や保護者はもとより地域の人々や広くは県民に周知し、理解を図るとともに、その意見や指摘は素直に受けとめて改善の努力を怠らないことが必要だと強調しているところであります。 したがいまして、県においては県立高校再編計画を凍結して再検討をするよう求めるものであります。計画を広く県民に周知し、県民的合意を形成するための取り組みを行うよう強く求めます。したがいまして、県立高校の再編年次計画を凍結し、再検討を求める意見書に賛成の立場から賛成討論を行うものであります。 終わります。よろしくお願いします。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 直ちに採決に入りますが、先ほどの本案に対する委員長報告は否決でございました。したがいまして、議長として原案について採決をいたします。 本案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。賛成少数と認め、意見書第5号については否決することに決します。 暫時昼食のため休憩をいたします。              午前11時53分 休憩              午後2時05分 再開 ○議長(田中保君) 休憩を閉じて再開いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程5 スポーツ公園建設特別委員長報告 ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従い、スポーツ公園建設特別委員長から報告を受けます。 はい、橋本元秀委員長。 ◆スポーツ公園建設特別委員長(橋本元秀君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、スポーツ公園建設特別委員会の審査の経過と内容について、委員会を代表いたしましてご報告申し上げます。 当委員会は、去る12月1日にスポーツ公園建設についてを案件として開会しました。 まず、前回の委員会開催以降の主な取り組みについて、理事者より報告を受けました。それによりますと、まず第1点目は用地測量の件で、現在行っている用地1筆ごとの境界確定作業は、工程どおり進捗して終了に近づいている。なお、今後は境界測量へ入り、土地境界立会確認書の作成そして用地実測図等の作成という作業へ進んでいくとのことです。 次に、2点目は基本設計業務の件で、まずスポーツ施設整備に向けた基本的な方針として、高い競技性のみを目的とするものではなく、維持管理面にも配慮した中で、多くの市民がさまざまな形で利用することこそ本意であるということを基本に考えて作業を進めているということです。 続いて、4つのスポーツ施設について、現在まで検討を加えた事柄について報告がありました。 最初は多目的競技場についてで、400メートルトラックがとれる大きさを大前提とした中で、多目的化を中心に考えた結果、グラウンド面の大きさは長軸、東西幅で約180メートル、短軸、南北幅で約100メートルとし、グラウンド面積を約1万7,500平方メートルとし、またグラウンド面の舗装については、全面土舗装とした。スタンドについては、中央部に階段スタンド、周辺部に芝生スタンドを設け、総数で4,100人程度が観覧できるようにし、照明施設については、レクリエーション対応ではあるが、高台等を利用し照明効果を高めるとともに、グラウンド半面ずつの利用もできるように設置したいとの説明がありました。 なお、その他附帯的な施設としては、バックネットやダグアウト、ベンチの設置、また大会運営等の際の本部室や利用者の更衣室、シャワー室等を設ける計画とのことです。 次に、野球場については、両翼92メートル、中堅116メートル、本塁からバックネットまでを18.5メートルとし、グラウンド面積を約1万1,600平米とした。また、グラウンド面の舗装については、内野は黒土混合土、外野は天然芝とした。スタンドについては、内野階段スタンドで約2,400人、内野芝生スタンドで約700人、外野芝生スタンドで約1,100人の計約4,200人と考え、照明施設については、レクリエーション対応ではあるが、高台利用で効率を高めた配置を行いたい。さらに、附帯施設としてバックネット、スコアボード、バックスクリーン、ダグアウト等は公式野球にも対応できるものにしておきたい。また、大会運営等の中枢となる本部席や更衣室、シャワー室等を設置するとのことです。 続いて、テニスコートについては、整備面数を2面続きとし、総面数を6面とし、コート面の舗装は砂入り人工芝とした。また、多様な利用時間への対応を図るため、ナイター設備も設置し、利用者の利便性向上のためクラブハウスを設置して更衣室などを設けていきたいとのことです。 最後に、公園内の唯一の屋内施設となる武道館については、畳敷き道場及び板敷き道場を中心としての整備を行うが、そのフロアを分割また一体として武道活動以外の軽スポーツ等の活用も可能となるような施設としたい。また、トレーニング室においては、健康運動を主眼とした器具を設置し、建物内には更衣室、シャワー室、ロッカー室等を設置したいということでした。 以上が4つのスポーツ施設に関しての現在までの状況であります。 最後に、3点目は用地取得検討委員会の設置についてで、用地買収計画について具体的に検討していく必要があることから、庁内組織として部長級5名で構成する用地取得検討委員会を立ち上げたとのことです。 以上の報告に対して、委員から、4つのスポーツ施設の規格、規模について質され、理事者から、公式競技に十分対応できる規格であり、野球場を例に挙げると、市営の郡山球場と同等の規格で計画しているとの答弁がありました。 委員から、グラウンドの浸透性について質され、理事者から、多目的競技場と野球場のグラウンドの表面舗装は、大雨時に調整機能を持たせるグラウンド面とし、一時的な大雨に対するよう浸透性を持たせた素材を取り入れたいとの答弁がありました。 委員から、スポーツ公園建設に対する補助金の今後の見通しについて質され、理事者から、国の補助金制度については大変厳しくなっており、補助金のスタミナという点では多少細っていくこともあり得るが、現時点での見通しは、補助金を得てこの事業を進めていけると認識しているとの答弁がありました。 委員から、用地取得検討委員会の構成について、なぜ一般から土地の知識のある人に入ってもらわないのかと質され、理事者から、用地取得には透明性が大事であり、役所だけでは相手方といろいろな問題が発生し、また疑義を持たれる可能性もある。役所以外の人に入ってもらうことで透明性をもたらすことが権利者に対して信頼度を増す可能性もあるので、平等性や公平性の点からも検討していきたいとの答弁がありました。 委員から、第1期工事に取りかかるめどについて質され、理事者から、第1期目の事業認可期間は平成15年度から平成21年度の7カ年であるので、この期間内に一つの事業効果を出していきたい。第1期工事には多目的競技場とテニスコートの2施設を建設する計画であり、最終年度には少なくともどちらかの施設を整備して一部を供用していきたいとの答弁がありました。 委員から、スポーツ公園建設には補助を受けて進めなければならないが、補助金制度等の変革の中で、巨額を投じてどれだけの行政効果があるのか、また市の持ち出しはどれだけ必要になるのかを検討していかなければならない。このような時代の推移に柔軟に対応できるような方向も一考しているのかと質され、理事者から、大変厳しい社会経済状況が続いており、本市の財政事情も同様に厳しさが増している状況で、事業への取り組みについては、最大限、時代に即した見直しが必要である。一方で、近い将来これが好転してくると、事業を見直して拡大するなど、委員会で協議しながら進めていきたい。補助金関係では、一時でも事業に着手して、早く補助金獲得をすることも大変大事であるが、補助金の補助率をにらみ合わせた中で、この事業をいま一度見直していく必要がある。総合的な判断をしながら、この事業をできるだけ早い時期に完成をさせていきたい。時代の要請に応じた、財政事情に応じた、社会状況に応じた事業の縮小、見直しも現段階では弾力的に進めていきたいとの答弁がありました。 以上でスポーツ公園建設特別委員会の審査内容についての報告は終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(田中保君) ただいま委員長報告に対しまして質疑はございませんか。 芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) 二、三、ちょっとお聞きしておきたいと思います。 今の委員長報告では、1つ目は用地の測量を討議したと。2番目が基本設計ですか。4つのスポーツ施設についても討議し、最後は用地買収の件について、これも討議したと、こういうふうなことが報告されたと、このように思うわけなのです。 そのような状況のもとで進めていく中において、補助金を得て進めていかなければとてもじゃないができない工事であり、最大限の見直し、事業の見直し等々についても、意見として出ていたようだというふうにこの報告で承ったわけでありますけれども、当初の計画では150億円ぐらいであるというふうに言われておった部分が、前回の委員長報告でしたか、前々回の委員長報告でしたか、110億円ぐらいで話を進めるというふうな報告があったと思うのです。だから、今のこの経済情勢から見ても、110億円であったとしても、大変な額だと思うのです。だから、やはり縮小するなり、そういうふうな方向でどういうふうに論議されておるのかということを、委員長報告である程度わかりますのやけども、それのところを、縮小すると、事業を見直していくというふうなことについてどのように討議されたのかということをひとつよろしくお願いしたいと、このように思います。 ○議長(田中保君) 橋本委員長。 ◆スポーツ公園建設特別委員長(橋本元秀君) 失礼します。今の芦高議員のご質問にありましたけれども、おっしゃるとおり、110億円ぐらいまでの抑え込みをしているけれども、こういう時代の要請、厳しい状況でありますので、それをもう少し抑えるように内部的に基本設計が出てくる段階からさらに細かく詳細設計、検討したいという返答であります。 何て申し上げていいのかあれなのですけれども、今後は委員会としても検討していくわけなのですけれども、最初にまず減額ありきでは進むものも進まないというご意見もありましたので、その辺だけつけ加えて、委員会としては自然を生かした、そして経済状況に応じた討議をこれからも進めていきたいということであります。 終わります。 ○議長(田中保君) 質疑を打ち切らせていただきます。よろしいですか。              〔「なし」との声あり〕              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程6 都市計画特別委員長報告 ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従い、都市計画特別委員長から報告を受けます。 西浦委員長。 ◆都市計画特別委員長(西浦秋男君) ただいま議長のお許しをいただきましたので、都市計画特別委員会の審査の経過と内容について、委員会を代表してご報告申し上げます。 当委員会は、去る12月2日に都市計画についてを案件として、1名欠席のもと開会いたしまして、奈良県都市計画区域マスタープラン(案)及び大和都市計画区域区分の変更(案)について、参考資料に基づき理事者から説明を求めました。 これらの説明に対しまして、委員から、奈良県都市計画マスタープランの基本理念の一つに、歴史文化公園都市として歴史風土を生かしながら恵まれた自然環境と調和した都市を挙げている。五位堂駅前北土地区画整理事業地内のホタテ貝式古墳の遺跡は、文書保存になっているが、これを一部分でも遺跡公園として残してマスタープランに入れることはできないかと質され、理事者から、都市計画マスタープランに入れることは難しい。文化財の重要性は本市の文化財保護審議会で検討いただけたらと思うとの答弁がありました。この答弁に対し委員から、遺跡として残すよう要望がありました。 また、委員から、中心市街地の活性化について、JR・近鉄下田駅及び近鉄五位堂駅区域での具体的な方法について質され、理事者から、JR・近鉄下田駅周辺整備は、昨年、一昨年に整備プログラムを作成し、現在調査している。全体での具体的な案はないが、内部調整をし、関係機関と協議して方向性をマスタープランに位置づけたいと考えているとの答弁がありました。 委員から、都市計画の用途地域の線引きについて質され、理事者から、香芝市は昭和40年代から大阪のベッドタウンとして人口が増加し、市街化区域の必要性が生じ、市街化区域と市街化調整区域を設けた。奈良県は全体の20%が市街化区域で、80%が市街化調整区域である。本市は52%が市街化区域で、48%が市街化調整区域であるとの答弁がありました。 委員から、この用途地域の違法な行為があった場合の対処について質され、理事者から、用途地域によって建築物は指定されており、もし違反があれば、許可権のある県と市が連携して是正の指導をするとの答弁がありました。 この答弁に対し委員から、市と県の関係について質され、理事者から、線引きと用途の決定権は県であるが、事前に基本方針に沿って市と県が調整を図り進める。事業の完成等で利用状況が変われば、見直し時点で用途を変更できるとの答弁がありました。 委員から、違法建築について質され、理事者から、市は法を遵守するよう指導し、是正命令は県が行うとの答弁がありました。 委員から、穴虫十丈坊の第1種低層住居専用地域での造成地の通学、通園等の問題について質され、理事者から、十丈坊の開発は事前協議をし、関係課が所管事項の指示をした。通学路については、学校教育課から関屋幼稚園、関屋小学校、香芝西中学校校区であることを購入者に周知するよう業者に指導しているとの答弁がありました。 委員から、適当な道路もない状況であるがどうかと質され、理事者から、入居者には十分周知するように業者に指導しているとの答弁がありました。 委員から、子供が幼稚園まで歩いていく時間はどれぐらいかと質され、理事者から、約2.2キロで、子供で35分かかるとの答弁がありました。 委員から、この開発の経緯について質され、理事者から、穴虫十丈坊は過去にどんづる峯との関係で奈良日々新聞社に売却し、開発することになった経緯がある。開発するに当たっては、高山台も関連し、高山台には幼稚園用地と学校用地を確保しているとの答弁がありました。 委員から、十丈坊は公園等の指導もしているのかと質され、理事者から、開発する場合は、一定面積以上になると公園、緑地を義務づけている。十丈坊の公園面積は4,113平方メートル、緑地は1万1,714平方メートル、集会所用地は307平方メートル確保しているとの答弁がありました。 委員から、磯壁北今市線は山麓線に接続していないが、マスタープランではどのようになるのかと質され、理事者から、磯壁北今市線の山麓線への接続の必要性は認めており、今後香芝市のマスタープランを作成するに当たり検討するとの答弁がありました。 また、委員から、国道168号線の上中地区は拡幅されるが、良福寺、鎌田地区は拡幅はどのようになるのかと質され、理事者から、奈良県の都市計画マスタープランには、国道168号線上中地区は特殊改良第1種工事として、当初の18メートル道路から25メートル道路として整備するので入っているが、それ以外の道路は入っていないとの答弁がありました。 委員から、マスタープランには香芝市スポーツ公園が入っているが、どんづる峯の総合公園はどうなるのかと質され、理事者から、総合公園は全体で11ヘクタールで昭和54年に都市計画決定をしているが、総合プールは事業認可をとり昭和59年にオープンした。どんづる峯は地番混乱地で、現在地図訂正作業をしており、その他の区域は事業認可を受けていないとの答弁がありました。 委員から、財源のない時期に総合公園はどうするのかと質され、理事者から、地図訂正作業を早急に完了し、総合公園は散策道程度の整備はしなければならないと考えているとの答弁がありました。 委員から、今後のどんづる峯の地図訂正についての進め方について質され、理事者から、大阪府に隣接する西側や県道香芝太子線に隣接する部分は、境界確認を完了している。国道165号線に隣接する部分が残っているが、一部民民で裁判をされており、時間がかかっている。これからも努力をしていくとの答弁がありました。 委員から、二上駅前の整備状況について質され、理事者から、都市計画道路は広域的な道路でないと補助採択基準に合わないので困難であるが、市道を含めあらゆる手法を検討し改良していくとの答弁がありました。 委員から、JR五位堂駅が来年の4月1日にできるが、都市計画道路の香芝南回り線はどうするのかと質され、理事者から、JR五位堂駅の進入路は、西側からの道路と、北側からは車いすで乗降できるようにしたい。また、都市計画道路香芝南回り線は、将来的には整備していくとの答弁がありました。 以上で都市計画特別委員会の審査の内容についてのご報告を終わりますが、私の報告漏れ等がございましたら、所属委員各位の補足説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) ただいまの都市計画特別委員長報告に対しまして質疑を受けます。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) 質疑なしと認めます。 質疑を打ち切ります。 以上で特別委員長報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程7 市長行政報告 ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従いまして、市長の行政報告を受けます。 市長、行政報告。はい、どうぞ。 ◎市長(先山昭夫君) 失礼いたします。さきの9月定例市議会から3カ月が経過いたしましたので、この間の主な事項につきましてご報告をいたします。 まず、企画調整関係でございますが、特別職及び一般職の職員の給与及び報酬改正の専決処分についてであります。 例年国家公務員の給与法の改正に基づきまして、本市条例改正を12月定例議会に上程し、改正のお願いをしているところでございますが、本年の人事院勧告に基づく国家公務員の給与法の改正は、官民給与の較差が反映され、昨年と同様4月から11月分の較差分を12月の期末勤勉手当で所要の調整をする内容となっております。 また、12月期末手当の引き下げの措置も含まれているために、12月1日の改正施行の事態となったわけでございます。臨時議会開催での対応も視野に入れておりましたが、議会の日程等もあり、結果、やむなく専決処分をさせていただきましたものでございます。 なお、本定例議会に専決処分を含めまして給与改正について提案をさせていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、JR五位堂駅新駅についてであります。 現在JRと本市の新駅設置に係る基本協定、工事協定に基づきまして、駅施設の整備を推進しており、さらに駅へのアクセス道の整備につきましては、10月14日付で村本建設株式会社と契約をし、順調に工事を進めているところであります。新駅の名称につきましては、JR五位堂駅としまして、平成16年3月開業の予定となっております。 なお、これにあわせましてJR下田駅の名称を香芝駅と変更していただくよう申し入れを行っております。本市には香芝という市の名称を冠した鉄道駅がありませんでしたので、地元自治会の同意を得まして、本市よりJRに対しまして要望しているところであります。新駅設置とともに新生香芝市としてさらなる発展につながるものと期待を持っております。 次に、香芝ふれあいフェスタについてであります。 本年香芝ふれあいフェスタは、選挙日程も考慮いたしまして、例年より時期をおくらせ11月23日の日曜日に開催させていただきました。秋晴れのもと市内外より多くの方々が訪れ、休日の一日を満喫していただくことができました。多くの皆さん方に香芝市を体感していただき、ふるさと香芝としての郷土愛をはぐくむ機会、また世代間を越え大いにふれあいの場となったものであると考えております。ご参加、ご協力いただきました関係団体の方々にも厚く御礼を申し上げるものでございます。 次に、災害対策についてであります。 11月30日に真美ヶ丘東小学校におきまして、市民防災訓練を実施いたしました。平成11年度より実施してまいりました市民防災訓練も今回で市内を一巡し、すべての小学校区での実施を終了することができました。多くの市民の皆さん方が自主防災の必要性を認識されまして、防災意識の高揚に寄与したものであると考えております。今後はこれを契機といたしまして、さらに災害に強い人づくり、災害に強いまちづくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、警察署誘致であります。 奈良県におかれましては、平成14年度より香芝警察署設置に向けて予算を計上し、調査研究を進めております。昨年度は警察署の新設、管轄区域の見直し等を実施し、地域の視察等を中心に進めてこられましたが、今年度事業といたしましては、警察署を設置する場合の最適な候補地、管轄区域、規模を選定検討する前提として、必要と考えられる調査を外部に委託をされました。さきの奈良知事選挙におきましても、香芝地区への警察署設置が今後の県政ビジョンの一つに掲げられるなど、香芝警察署設置に向けて着実に進捗を見せているところでございます。本市におきましても、早期実現に向けましてさらに鋭意努力を続けてまいりたいと考えているところであります。 次に、男女共同参画推進施策についてであります。 旧老人福祉センターの複合施設への改築に伴い、施設の一部に設置を予定をいたしております男女共同参画センターにつきましては、市民協働のまちづくりの一環といたしまして設立準備懇話会を設置し、11月5日、25日にそれぞれ会議を開催させていただきました。懇話会委員であります有識者、関係機関の代表、公募の市民代表など幅広い層のご意見をお聞きして、男女共同参画センターが本市の男女共同参画施策の推進、情報発信の拠点として多くの皆様方にご利用いただくことのできるよう、よりよい施設となるように努めてまいりたいと考えております。 次に、スポーツ公園事業の進捗についてでありますが、今年度は基本設計及び用地測量を実施しております。基本設計では、各施設につきまして、規模、素材及び附帯施設等の整備内容の検討を行うとともに、公園計画地の地形との整合性を図りながら作業を進めていく考えであります。 また、用地測量につきましては、所有者及び地元役員のご協力を得まして、順調に進めております。これらは、今後公園整備を推進していく過程で不可欠な業務でありますことから、精力的に取り組んでいく所存でございます。 次に、総務関係でございます。 市営住宅の建て替え事業につきましては、現在敷地造成整備工事と市道整備工事に着手をし、また来年度の建築に向け、設計を関係機関、団体との調整を適宜行いながら進めています。建物につきましては、特に入居者の高齢化や障害者の方々にも対応できるタイプの整備を行い、建築コストや入居者の生活費も考慮した中で安全で快適な生活が営め、また環境にも配慮した市営住宅として整備してまいりたいと考えております。 次に、市民生活関係でございます。 火葬場につきましては、長期稼働によりまして火葬炉自体の老化が著しいために、今年度から火葬場リフレッシュ工事を2カ年の事業として行いたく、指名競争入札により株式会社奥村組奈良営業所と仮契約を締結し、本議会に提案させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、保健福祉関係でございます。 子育て支援関係につきましては、旭ケ丘学童保育所が9月末日に竣工し、10月から新たな施設で学童の保育を実施をしております。今後も働く保護者にとって安全な児童保育の場としてますます充実させていきたいと考えております。 また、昨今のマスコミ報道でも明らかなように、児童虐待により死に至るケースも多発をいたしており、子育ての悩みによる虐待事例も増加傾向にあります。これらの対応策として、去る11月17日に香芝市子育て支援・児童虐待防止ネットワーク発足会を開催し、市内外の関係者の参画のもと、まちぐるみで子育て支援や虐待防止に努力することを確認したところでございます。今後におきましても、研修会、講演会の開催や広報の啓発活動を通じまして、虐待の早期発見や子育て支援に努めてまいりたいと考えております。 次に、老人福祉につきましては、去る11月21日総合福祉センターにおきまして、高齢者の自立支援と生活の質の向上を図ることを目的といたしまして、ネットワーク拡大会議を開催いたしました。当日は多数の介護サービス事業者や援助関係者が参加し、地域福祉ネットワークに関するシンポジウムを開催するとともに、互いの交流を深め、ネットワークの強化を図ることができました。 次に、都市整備関係でございます。 香芝市都市計画マスタープランの策定につきましては、本市の長期的なビジョンを示す香芝市総合計画と、広域的な観点から奈良県がまちづくりの方針を示す大和都市計画区域整備、開発及び保全の方針のもとに、市民の皆さん方の意見を聞きながら都市計画に関する基本的な方針を定めるために、現在プロポーザル方式で選定した業者と委託契約を行い、今年度については、基礎的条件調査、住民意向調査、問題・課題の整理を行っております。 また、市におきましては、香芝市都市計画マスタープラン策定連絡調整会議を設置し、検討を重ねてまいりたいと考えております。 次に、五位堂駅前北第二土地区画整理事業につきましては、現在平成15年度工事を鋭意施行いたしておるところでございますが、工事に一部変更が生じるために、株式会社奥村組奈良営業所と仮変更契約を締結いたしました。なお、この変更契約につきましては、本議会に提案させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 次に、志都美駅西地区におきます街路等の都市計画決定を行うために、県並びに関係機関と協議を重ねながら、その準備作業を行っているところでございます。 次に、磯壁新在家線事業の橋桁4径間の架設工事を含む磯壁新在家線築造工事は、指名競争入札により、株式会社奥村組奈良営業所と仮契約を締結し、本議会に提案させていただいております。本事業につきましては、平成16年度の完了を目指して取り組んでおりますので、よろしくお願いをいたします。 また、その他の街路事業及び下水道事業につきましては、工事発注も済み、事業推進に取り組んでおります。 次に、産業建設関係でございます。 農業政策につきましては、平成15年度の米の生産調整は、各地元団体にご協力をいただき、生産調整面積163.6ヘクタールで転作率101.3%を達成いたしました。今後も国の施策に沿う方向で米価の安定のため取り組んでまいりたいと考えております。 なお、国におきましては、従来の転作面積を配分する生産調整方式では成果がなかなか見えてこないことから、補助金体制を廃止して、平成16年度より米をつくる量を配分する方式とした上で産地づくり交付金を設け、各地域における農業の独自性を高める施策に転向されます。本市といたしましては、これを受け、今後年内に生産調整関係者の参画をいただき、今後の水田農業ビジョンにつきまして検討してまいりたいと考えております。 また、国が打ち出している地域の独自性創出の方針に対する実験事業といたしまして、JR五位堂駅新駅、近鉄二上山駅付近の農地におきまして、田植えまでの期間を利用し菜の花を植栽展示し、観光面での農地活用の可能性を検証したいと考えております。 次に、地籍調査事業につきましては、昨年度より進めてまいりました穴虫西地区の面積6ヘクタール、230筆を平成16年2月に区域内地権者に対しまして成果の閲覧を実施したいと考えております。 次に、国の委託事業であります統計調査業務につきましては、本年10月1日現在で住宅・土地統計調査を市内2,075世帯の協力を得て実施し、続いて12月31日現在で工業統計調査の実施を予定いたしております。 次に、教育の関係でございます。 市民の幼児教育への多様なニーズに対応するため、11月19日に市議会代表、幼児教育・福祉関係者、保護者代表など15名で構成する香芝市立幼稚園教育検討懇話会を設置いたしました。懇話会では、広く市民の声を聞くためのアンケートの実施や市立幼稚園の課題について意見をも求め、平成16年度末までに提言としてまとめていただく予定でございます。 次に、5月に着工いたしました旭ケ丘小学校の校舎増築工事は、予定どおり11月末で完成し、新校舎での授業が行われております。今後におきましても、児童数の推移を十分把握しながら検討を進めてまいりたいと考えております。 最後に、水道関係でございます。 今泉配水場の1万トンタンク及び500トンタンクにつきましては、前回の塗装替えから12年が経過いたしましたので、鋼板への浸食や内部への腐食を防ぐため、現在外面塗装塗り替え工事を実施しており、本年12月末に竣工の運びとなる予定でございます。 また、11月23日に開催いたしましたふれあいフェスタにおきましては、水道局としての出展とともに、本市の水源であります吉野川上流の川上村から、森と水の源流館の出展参加を得ることにより、水源地を知ろう、水と遊ぼうをテーマとして、水に親しみ水源の理解を得る場を提供し、多くの皆様方にご参加をいただいたところでございます。 次に、行政報告にはございませんが、既に皆様方もご承知いただいておりますように、勤務延長住民訴訟につきまして新聞等で報道されてご承知いただいておりますけれども、去る11月26日に大阪高裁で控訴審判決がございました。私どもが主張してまいりました施策の合理性とか、また裁量権というものが認められず、さきの一審奈良地裁判決を支持されたところでございまして、これらの結果につきましては、真摯に受けとめておるところでございます。 この間議員や市民の皆さん方にご心痛を煩わせてまいりましてご迷惑もおかけしてまいりました。このことに対しましては、私は社会的にも、また道義的にも十分に責任を感じておるところでございます。今後の対応という問題につきまして、いろいろな意見のある中でございますけれども、仮に最終的にこの段階で上告を見送る場合が起こりましても、私は市民に対しまして私自身として損害賠償という償いをもって私の責任を明確にしてまいりたいと、かように思っておるのが現状でございます。この一部のご報告もあわせて行いたいと思います。 最後に、戻っていただきまして、政府は11月の月例経済報告で、景気は持ち直しておると宣言もされております。しかしながら、個人消費はおおむね横ばいでございますし、また雇用情勢は依然として厳しく、予断は許さない状況が続いております。市政におきましても、将来を展望しつつ行政課題に対処し、施策を着実に推進してまいる所存でございます。 議員各位におかれましては、今後とも香芝のまちづくりのためにお力添えを賜りますよう心からお願いを申し上げまして行政の報告といたします。 以上でございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程8 議案一括上程 ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従いまして、議案の一括上程を行います。 事務局から議案の目次朗読をいたさせます。 はい、局長。 ◎議会事務局長(和田善雄君) それでは、提出議案の目次朗読をさせていただきます。 承第4号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告及び承認について。承第5号平成15年度香芝市一般会計補正予算(第1号)の専決処分の報告及び承認について。議第41号香芝市議会議員及び香芝市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例を制定することについて。議第42号香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについて。議第43号香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正することについて。議第44号香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて。議第45号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて。議第46号香芝市手数料条例の一部を改正することについて。議第47号香芝市土地開発基金条例を廃止することについて。議第48号平成15年度香芝市一般会計補正予算(第2号)について。議第49号葛城広域行政事務組合規約の一部を改正することについて。議第50号住民訴訟に係る弁護士報酬の負担について。議第51号香芝市営火葬場リフレッシュ工事請負契約の締結について。議第52号磯壁新在家線築造工事(Ⅱ工区その2)請負契約の締結について。議第53号五位堂駅前北第二土地区画整理事業平成15年度工事請負変更契約の締結について。 以上でございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程9 提案理由説明 ○議長(田中保君) それでは、日程に従い、理事者から提出議案の提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(先山昭夫君) ただいま提案になりました承第4号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の専決処分の報告及び承認について提案理由の説明を申し上げます。 本案は、人事院勧告に基づきまして、国家公務員の給与法の一部が改正されたことに伴い、これに準拠して香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例、香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例及び香芝市の一般職の職員の給与に関する条例につきまして、地方自治法179条第1項の規定によりまして、平成15年11月28日付で専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりましてご報告を申し上げ、その承認を求めるものでございます。どうか慎重ご審議をいただきまして、原案にご承認賜りますようお願いを申し上げまして提案理由といたします。 次に、承第5号平成15年度香芝市一般会計補正予算の専決処分の報告及び承認についてであります。 本案は、平成15年度香芝市一般会計補正予算(第1号)につきまして、地方自治法179条第1項の規定によりまして、平成15年10月10日付で専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、その承認を求めるものでございます。 補正予算の内容といたしましては、10月10日に衆議院が解散になり、衆議院議員選挙の執行が確定いたしましたので、この選挙執行に伴う経費の補正をお願いするものでございます。歳入につきましては、県支出金をお願いするものでございます。 次に、議第41号香芝市議会議員及び香芝市長の選挙における選挙公報の発行に関する条例を制定することについてでございます。 本案は、公職選挙法第172条の2の規定によりまして、同法第167条から第171条までの規定に準じて条例を定めるところにより、議会の議員及び長の選挙に立候補される公職の候補者の氏名、経歴、政見等を掲載した任意制選挙公報を発行するため条例の制定をお願いするものであります。 次に、議第42号香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、地方公務員災害補償法の一部を改正する法律の施行に基づき、同法施行規則の一部が改正されたことに伴いまして、香芝市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の改正を行うものでございます。 次に、議第43号香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、人事院勧告に基づき、国家公務員の給与法の一部が改正され、また公職選挙法の一部が改正されたことに伴い、香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の改正を行うものでございます。 次に、議第44号香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、人事院勧告に基づき、国家公務員の給与法の一部が改正され、また特別職の職員の給与改定が行われたことに伴い、これに準拠して香芝市の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例を改正するものでございます。 次に、議第45号香芝市の職員の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することでございます。 本案は、人事院勧告に基づき、国家公務員の給与法の一部が改正されたことに伴い、これに準拠して香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の改正を行うものでございます。 次に、議第46号香芝市手数料条例の一部を改正することについてでございます。 本案は、租税特別措置法の一部改正に伴いまして、香芝市手数料条例の一部改正を行うものであります。 次に、議第47号香芝市土地開発基金条例を廃止することについてでございます。 本案は、昭和44年から設置されておりました本条例について、社会情勢の変化に伴い、その存在意義が総体的に低下し、また同種同業務の整理統合の観点から、平成16年3月31日付をもって本条例を廃止するものであります。 次に、議第48号平成15年度香芝市一般会計補正予算(第2号)についてであります。 本案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,573万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ224億4,373万8,000円とするものであります。 補正の主な内容は、総務費の一般管理費で77万3,000円、自治振興費で468万5,000円、教育費の尼寺廃寺跡整備事業で5,028万円の補正をお願いするものでございます。 また、歳入につきましては、歳出の補正に伴う財源を、繰越金、市債の増額に求めたものであります。 次に、第2表の地方債補正につきましては、尼寺廃寺跡整備事業で5,000万円の地方債の増額変更をお願いするものであります。 次に、議第49号葛城広域行政事務組合規約の一部を改正することであります。 本案は、葛城広域行政事務組合における副管理者の選任方法について、管理者の属する市町の助役の職にある者を削除し、定数を6から5人に改正するものであります。 次に、議第50号住民訴訟に係る弁護士報酬の負担についてであります。 本案は、平成14年第96号違法支出金返還損害賠償代位各請求控訴事件にかかわる住民訴訟の判決が確定し、当該職員、香芝市長先山昭夫以下6名が勝訴したために、改正前の地方自治法第242条の2第8項の規定により、当該職員が弁護士に支払った77万2,500円を市が負担すべく議会の議決を求めるものでございます。 次に、議第51号香芝市営火葬場リフレッシュ工事請負契約の締結についてでございます。 本案は、香芝市営火葬場全面リフレッシュ工事について、10社による指名競争入札の結果、落札者である株式会社奥村組奈良営業所長堀内秀悟氏と契約金額4億3,050万円で工事請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得及び処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 次に、議第52号磯壁新在家線築造工事(Ⅱ工区その2)請負契約の締結についてでございます。 本案は、磯壁新在家築造工事について10社による指名競争入札の結果、落札者である株式会社奥村組奈良営業所所長堀内秀悟氏と契約金額2億5,200万円で工事請負契約を締結するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得及び処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 次に、議第53号五位堂駅前北第二土地区画整理事業平成15年度工事請負変更契約の締結でございます。 本案は、平成15年6月17日に株式会社奥村組奈良営業所所長堀内秀悟氏と締結いたしました五位堂駅前北第二土地区画整理事業平成15年度工事の変更契約につきまして、議会に付すべき契約及び財産の取得及び処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求めるものでございます。 以上、専決処分の報告及び承認、条例の制定及び一部改正、補正予算、請負契約の締結など15件の議案でございます。何とぞ慎重ご審議いただきまして、原案可決あるいは承認賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(田中保君) それでは、ただいま提案理由の説明を受けたところでございます。総括質疑に入るまでに、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、清水一雄議員。 ◆16番(清水一雄君) 付託の件でございますけど、いろいろと議員諸公の考え方もあるように今思いますので、一応この専決処分の承第4号について、休憩をとっていただいて、できたら全体協議会の中で理事者ともども話ができる時間をいただけたらと思いますのやけども、その点のご配慮をお願いしているわけですけども、十分ご理解のほどお願いします。 ○議長(田中保君) ただいま清水一雄議員の方から議長に対して、直ちに休憩をとっていただいて、この問題、承第4号についていろいろ全体協議会の中でお話を伺いたいと、このようなことがございました。これは正式な動議ということではなしに……。 はい、どうぞ。 ◆16番(清水一雄君) 関連ですのでね。この件についてなぜかというと、もう期日が10日という期日が迫っとるからというので委員会付託を省略という形でやっていただくための協議をお願いしたいということで。ちょっと説明不足で失礼しました。 ○議長(田中保君) はい、わかりました。 はい、中川議員。 ◆10番(中川廣美君) 清水議員と全く同じ考えなんですけども、ただこの一般職の給料、これ緊急性も何もない大変な予算であると。これを専決処分されたら、議会の権能を侵すことになると。そのためには、やはり全協を開いていただいて、それを払拭したいということでお願いいたします。 ○議長(田中保君) 議長としてお諮りいたします。 ただいま清水一雄議員、中川廣美議員から、承第4号について、正式な動議ではなしに、休憩をとって直ちに全体協議会を開いていただきたい、こういうことがございました。これは議長としては議事進行として受けとめて、そのように対応したいと、このように思います。 ちょっと暫時このまま休憩します。              午後3時05分 休憩              午後3時57分 再開 ○議長(田中保君) 休憩を閉じて再開いたします。 暫時時間延長を行います。 はい、清水議員。 ◆16番(清水一雄君) 先ほど全協を持っていただきまして、いろいろとご意見を拝聴の中で、取り決めさせていただいた承第4号について委員会付託を省略ということで、議長よろしく取り計らいのほどお願いいたします。 ○議長(田中保君) 先ほどのいわゆる休憩をし、全協の中でいろんな問題について話し合いをしていただきたいと、こういう議事進行を受けて、休憩して全協を開かせていただきました。これは一部の理事者は参加をしていただいておりますが、市長ほか何名の方はおられませんので、簡単に、今清水議員の方から言われましたように、経過を簡潔に私の方から申し上げ、そして承第4号について直ちに審議するということで議員の皆さんにお諮りをいたしたいと、このように思いますが、それでよろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕              ~~~~~~~~~~~~~~~ △追加日程 承第4号 ○議長(田中保君) 問題点は、いろいろと政治的なこともあったわけでございますが、やはり承第4号を直ちに追加する。総務文教委員会の、いわゆる所管委員会の付託を省略すること。こういうことで議長から発議をいたしたいと、このように思うわけでございます。 お諮りいたします。 承第4号を日程追加し、直ちに議題とすることに異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) ありがとうございます。 それでは、承第4号を日程に追加し、直ちに議案として取り計らうことといたします。 先ほど市長から提案理由の説明を受けたわけでございます。その説明に対して質疑を受けます。 はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) それでは、一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する改正案に対して質疑を行います。 今大変世間では景気が悪いわけであります。この議案でいいますと、職員1人当たり平均でまずどれぐらいの減額になりますんかな。 ○議長(田中保君) 大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 1人当たり給料と期末手当を入れまして15万6,000円でございます。 ○議長(田中保君) はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) ことしが給料と期末手当入れて15万6,000円と。昨年はどうでした。 ○議長(田中保君) 大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 15万1,000円となってございます。 ○議長(田中保君) はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) ことしが給料と期末手当入れて15万6,000円の減額だと。去年が給料と期末手当入れて15万1,000円と。この2年間で30万7,000円の平均した減額になるのです。これ大変な額だと思いますのよね。 それでは、もう一点聞きますのやけれども、それではことしは平均15万6,000円と。これ全体で幾らになります。 ○議長(田中保君) 総額ですか。 ◆6番(芦高省五君) ことしの総額と去年の総額も一緒に言っていただけますか。 ○議長(田中保君) ことしだけでよろしいやん。去年のは議題外やから。 はい、整理します。ことしだけで結構でございます。 大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 約9,000万円近くなると考えております。 ○議長(田中保君) はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) ことしが約9,000万円ぐらいと。去年が平均15万1,000円ですから、9,000万円近い額だと思うのです。ということは、去年、ことし合わせて約1億7,000万円ぐらいになると、こういうふうに思うのです。特にことし15万6,000円と大変な額である、そこへ景気が非常に悪いと。それのところからいいますならば、やはり懐暖めるといいますのか、それで消費をふやしていって景気そのものをいわゆる回復していくということが、今の経済状況で言えば、それが基本だと思うのです。市長の行政報告では、景気はやや持ち直していると、このような報告があったというふうに思いますのやけれども、そういうふうなことであったとしても、非常に厳しい状態が続いておるというようなことを含めて、やはりこういう減額そのものについてはぐあい悪いのではないかと。その辺のところどのように考えておられるのか、まずお答え願いたい。 ○議長(田中保君) はい、大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 確かに今日本の経済は一部では回復の兆しも聞くところでございますけれども、依然として中小企業にはまだ底堅いというような状況下の中で、我々地方公務員におきまして人事院勧告の趣旨に基づきまして、真摯に受けとめる必要があるのかなというふうに考えているところでございます。 確かに職員におきましても、金額にいたしますと非常に大きなもので、その影響ははかり知るところでございます。 一方では景気も12月ぐらいからは民間におきましても一部の上昇したところもあるというふうにも報道されておりまして、来年ぐらいにはひとつ明るい人事院勧告からのアップを期待するところでございまして、今回も前年同様真摯に受けとめ、それが今の経済情勢の適用したものであると、このように考えているところでございます。 ○議長(田中保君) はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) 配偶者手当についても1万4,000円から1万3,500円ということで500円削られるというような状態だと思うのです。いわゆる不利益遡及の件について若干先ほど論議になっておったけど、利益があった場合についてはそのようなことを請求してもよいけれども、完全な不利益の場合については遡及しないというふうなことがそのとおりだと思うのです。その辺のところを含めて、やはり承第4号になりますのか、それのところについてもう一度その辺の答弁をよろしくお願いしたいと、このように思います。 ○議長(田中保君) はい、大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 特に不利益不遡及の原則についてでございますけれども、改正給与法の施行後に支給される給与につきまして、これは期末手当の額をもって将来に向かって調整するということでございまして、過去の法律それ自体を変更するものでないと。こうしたことから不利益の不遡及には該当しないというふうに国会の方でも議論されているところでございまして、一方人事院は毎年少なくとも1回、公務員の俸給表が適当であるかということにつきまして調査を行う、それがその年のいわゆる一般社会の情勢を的確に把握するというそういう務めの中で国会に勧告されるわけでございまして、地方公務員はいわゆる地方公務員法24条に基づきまして、人事院は置かないところにおきましては国家公務員法に準拠するというのが今日までの香芝市のあり方でございました。本年も同様そのようにさせていただきました。ひとつこの点につきましてはご理解いただきたいと、このように考えております。 ○議長(田中保君) ほかにございませんか。 はい、藤本議員。簡潔にお願いいたします。 ◆14番(藤本みや子君) 職員の給与のラスパイですけれども、このように引き下げられますと、ラスパイが香芝は98か何ぼかで100%には至っていないということなのですけれども、去年もそのようにおっしゃったのですけど、このような状況の中で、香芝が100%に近づけるためにどのようになさったのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 それから、今回のこの一般職の給与に関する条例の一部を改正することについてですけど、専決処分ですけれども、これは絶対にこのようにあってはならないことだと思うのです。ほかの市町村では、奈良でも12月以前にやっていたと思いますので、このことについては深く反省していただきたいのですけれども、それについてもお伺いいたします。 ○議長(田中保君) 大村部長、初めの問題について答弁してください。2つ目については私の方から説明いたします。 ◎企画調整部長(大村弘君) 現在ご指摘いただきましたラスパイレス指数については98.8でございまして、平成11年度から新昇格制度に基づきまして、そういう制度を導入しながら給与の適正化に努めているところでございまして、結果として98.8まで上ってきたところでございます。今後も引き続きこの適用につきまして情勢を見ながら検討を加えてまいりたいなと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中保君) 議会運営委員長の方から先ほども言われてましたとおりであります。市長から何回も臨時議会を開いていただきたいと、こういう要請があったわけでございます。議会の開くいとまがなかったと。これは高度な政治的な解釈でご理解をいただきたいと、このように思います。 質疑を打ち切らせていただいてよろしゅうございますか。              〔「なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい。それでは、質疑を打ち切ります。 お諮りします。 本案につきまして、委員会付託を省略いたしたいと、このように思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。ご異議ないようでございますので、委員会付託を省略することに決します。 お諮りいたします。 本案について簡易採決により原案のとおり決することにご異議ございませんか。              〔「異議あり」との声あり〕 ○議長(田中保君) 異議あり。はい。 それでは、討論に入ります。 反対討論を受けます。 はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) それでは、承第4号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の専決処分の報告及び承認について反対討論いたします。 反対の第1の理由は、今回が約9,000万円、前年が約8,800万円ぐらいだと思うわけでありますけれども、2年間合わせますと約1億7,000万円ぐらいの削減となる給与引き下げであります。国民の懐を冷え込ませ、その削減分以上に個人消費を冷え込ませ、経済的にも悪影響をもたらすおそれが強いからであります。 構造改革の名によって国民に痛みを押しつける今の小泉内閣。地方の財政危機の最大の要因であります公共事業ばらまき政策を基本的に温存する一方、年金給付切り下げ、雇用保険改悪、配偶者特別控除の廃止など4兆円の国民負担増を国民に押しつけ、国民生活引き下げの政策を繰り返しており、今回のこの一般職の給与引き下げもその国民生活破壊政策の一環をなしているものであり、経済政策の上から見ても認めることはできません。 第2の理由でありますけれども、2年連続の減給、5年連続の平均年間給与の引き下げが、一般職員とその家族に今回15万6,000円ですか、去年が15万1,000円ということで、合わせましても30万円を超える削減の犠牲を強いる大変強いものとなっており、また給与引き下げを4月にさかのぼって適用し、年末調整で精算する不利益遡及の問題点を持っていることです。 そして、配偶者手当を1万4,000円から1万3,500円、500円下げるというようなこともありますし、さらにこの条例改正が、改悪でありますけれども、民間労働者に対する賃下げ圧力に利用され、賃下げの悪循環を招く問題点も指摘しなければならない、このように思うわけであります。 国民の懐を暖めて個人消費を拡大するために、社会的ルールを無視した大企業の非常なリストラなどを規制し、雇用対策やサービス残業改善対策などを急ぎ、低下続ける勤労者の賃金、給与、収入アップを図るなど、国民の懐を暖める政策へ転換されることを行政に強く要求するわけであります。 以上を申し述べまして反対討論を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(田中保君) 賛成討論を受けます。 はい、清水一雄議員。 ◆16番(清水一雄君) ただいまの反対討論に対しまして、賛成の立場から討論を述べます。 いろいろと我々も給料の引き下げということには痛みも感じる生身の体でございます。非常に忍びがたいことでございますが、今の経済情勢におきましては、またあるいは今の行政問題におきましても、いろいろと見直ししなければならない改革の時期に来ておるわけでございます。当然この人事院勧告に基づく給料の問題も見直しがあって当然だと、私は甚だ残念な思いをしながら賛成をするわけでございますが、どうかこの気持ちを十分ご配慮願いまして、議員諸公の賛成の同意をお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(田中保君) 討論を打ち切ります。 直ちに採決に入ります。 本案について、原案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。              〔賛成者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 反対の方の挙手を求めます。              〔反対者挙手〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございました。 賛成多数と認め、承第4号については原案のとおり承認することに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程10 総括質疑 ○議長(田中保君) それでは、日程に従いまして、これより総括質疑に入ります。 議員諸公にお願いいたします。各委員会に付託を予定していますそれらの議案、案件につきましては、所属委員会の質疑はできるだけご遠慮をいただきたいと思います。 まず、総務文教委員会に付託を予定しています承第5号、議第41号から議第45号、議第47号から議第50号について、質疑を受けます。 はい、中川議員。 ◆10番(中川廣美君) 議第50号住民訴訟における弁護士費用の報酬負担についてなんですけども、直接は関係ないと思うんですけども、いろいろ裁判をやられて公費を出される、また公費の返還、またそれに関して対応するための職員を使われると、市費を出させると、やはり人件費も入っておると。その中で、やはり裁判の判決なり結果が出たら、もっと真摯に受けとめて、ちゃんと議会にいつ幾日に何ぼの判決で、利息が何ぼで支払われましたと、だれだれが支払いましたという報告ぐらいはあってしかりだとおもうのですけども、こっちから要望せんと出てこないということで、今度総務文教委員会に弁護士費用で付託になりますけれども、その中の方で十分審議していただきたいと。今もう答弁結構ですので、どうかよろしくお願いします。 ○議長(田中保君) 中川議員に、答弁については委員会の中で審議をすると、こういうことですか。              (10番中川廣美君「はい」との声あり) それじゃ答弁は結構です。 ほかに。 はい、藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) 43号と44号でございますけれども、特別職の職員の報酬及び費用弁償の件でございますけれども、それぞれ市長、三役、議員、ボーナスが下がることは仕方がないと思うのですけれども、承第4号で職員が引き下げられているのに、特別職は給与の面では引き下げられていないというふうな内容でございます。そして、市長、三役は15年度は自主的に3%から5%引き下げたということでございますけれども、もしこれらのことについて議員などに対しても考えられておられるのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 それから、市長は去年の分は遡及してないと。そして、議員が決められた場合、議員は遡及するのか、職員と同じように遡及するのか、その点もお伺いいたします。 ○議長(田中保君) 承第4号は議決をいたしておりますので、一事不再議になります。これは省きます。 ただいまの質問に対して答弁。 はい、大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 43号、44号にあわせましては、特別職の常勤と非常勤のいわゆる期末手当の支給率についてでございます。とりあえず専決処分の段階では、現行3.5カ月分を3.3カ月と改めさせていただきましたけれども、それを16年度から6月期、12月期の率の配分を行うということで、6月期には100分の160、12月期には100分の170と、常勤、非常勤ともの特別職同じでございます。 また、遡及については適用いたしておりません。先ほど申し上げましたように、特別職の報酬につきましては、報酬審議会の議を得てというふうになってございますので、報酬額につきましては、条例どおりの現行のままでございます。ただ、常勤の特別職につきましては、そうした形の中で自主的に減額をいただいているというのが実態でございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(田中保君) はい、藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) そうしたら、三役については、この15年の4月からもう既にしているということなのですけれども、16年度についてはどの方向で考えられておられるのか。議員の報酬についても報酬審議会と言っておられるけど、その報酬審議会については招集されて引き下げるべきだと思うのですけれども、その点についてどのようにお考えになっておられるのかお伺いします。 ○議長(田中保君) はい、大村部長。 ◎企画調整部長(大村弘君) 報酬審議会を開いて引き下げる、下げないにつきましては、いろんなご意見があろうかと思いますけども、本市におきましては自主的にただし書きを運用させていただきまして、当分の間そういう形の中で減額させていただきますというふうにさせていただいたわけでございまして、このことにつきましては、3月議会で議会にも提案させていただいたらと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(田中保君) ほかにございませんか。 藤本議員、よろしいか。はい。 ◆14番(藤本みや子君) 45号ですけれども、通勤手当は普通現物支給なのですけれども、この場合、今まで1カ月ごとに支給されていた分を最大6カ月というふうなことで支給するということになっているのですけれども、現物支給で1カ月目は電車の場合で2カ月目は車とかというふうなことがあるので、現物支給でちゃんと区切ってするべきだと思うのですけれども、その点についてどのようにお考えになっておられるのかお尋ねいたします。 ○議長(田中保君) もうないですね。もうほかないですね。 はい、答弁。 大村部長。
    ◎企画調整部長(大村弘君) 原則1カ月支給ということで実施してまいったわけでございますけども、最長で6カ月まで一括して支給できるというふうにこの条例では改正させていただいておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(田中保君) 質疑を打ち切ります。 続きまして、民生水道委員会に付託を予定しています議第51号について総括質疑を受けます。 はい、中川議員。 ◆10番(中川廣美君) 火葬場なのですけども、これ以前松原議員がおられたときにいろいろともめた案件なのですけども。設計ができていると、設計費も組んでないのに設計ができていると。設計費も組んでないのに設計ができている以前に、まずこれを修理するときに、あの場所でいいのかどうかということを地元住民に知らせてアンケートでも何かとる必要があると思うのです。それをごまかしの議会の声のない間に、設計費もないのに設計をされて、ほんでもう工事契約ですということになってきていると思うのです。 そのときは予算特別委員会でしたかと思うのですけれども、この予算を認めているかわりに、あの場所では決してふさわしくないと。長くても10年ぐらいでよそに変えていく、変える。そのかわりにどこかへ斎場を設けるということで調査費を組んでもろたと思うのです。この調査費を組んで、この調査費をどのように使われたのか、どこに決められたのか、やはりこの辺もはっきりしていただきたいし、そのときは10年ぐらいと言われたのが、永遠にやっていくのか。団地の真ん中ですので、決していい場所ではないわけです。これから先の斎場のこともどう考えられているのか、ここら十分委員会で話し合いしてもろて、やはり民意をもっと反映してください。地元住民の声を聞いてください。その辺をよろしくお願いします。 先に、何で設計費もないのに設計ができたのか、だれが言ったのか、その辺ちょっと聞かせてください。 ○議長(田中保君) はい、吉田部長。 ◎市民生活部長(吉田治君) ただいまのご質問に対しましてお答えを申し上げたいと思います。 平成15年度の予算につきましては、平成14年度に実は基本設計を行いまして、15年度におきましては諸手続等含めまして炉メーカーに一括発注するという考えの中で予算を上げさせていただいたわけでございます。 そうした中で、予算特別委員会におきましても、調査費についてはどうなのかというご質問をいただき、それらにつきましては、この15年度の予算の中に調査費は含めさせていただきますと。必要あらば支出してまいりたいと、かように答弁を申し上げたと思います。 しかしながら、今回改修いたします既設炉につきましては、炉の入れ替えということで、庁舎内におきまして火葬場リフレッシュ工事検討委員会というものを設けていただきまして、その中におきましていろいろとるる検討していただいたわけでございます。そうした中で炉のメーカーを定めて、それを含めました実施設計をすると。それをもってコンサルに実施設計をしたわけでございまして、そうした中で今提案させていただいております工事請負費、これらをゼネコンに工事発注をしていったと。経緯といたしましてこういう形でございます。 なお、今後新しい新炉につきましては、あくまでも今回の炉の改修につきましては、おおむね10年ないし15年のつなぎであると。今後は、その間におきまして新しい場所を求めるための今後そうした調査、検討も加えていかなければならない。それにおきましては、担当部局じゃなく、やはり当然のことながら準備期間といたしまして、内部におきまして今後もそうした新炉建設に対します検討委員会も設置しなければならないだろうなと。そうした運びで現在考えておるわけでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(田中保君) 中川議員。 ◆10番(中川廣美君) リフレッシュ委員会か何かがと言われましたけども、これ予算執行するに当たっての議決権は議会にあるのであって、そのリフレッシュ何かやそんなとこへ相談するよりもまず議会に相談して、議会の民意を反省せなあかんのと違いますの。手続が間違ってるのじゃないですか、これ。 それと、やはり地元住民の説明です、これをどうなされたのか。それと、この予算、どっから持ってこられたのか、予算書ちゃんと出してください、これ設計するのに設計の予算です。これ議会にごまかし、ごまかしで通っていってますやんか。一番大事なとこはそこですやんか。もうこんな工事始まるこんな議決案件というけども、まず一番大事なのは議会の声を聞いて民意を反映さす、地元住民の声を聞く、これが一番大事なことで、そこが抜けてますやんか、これ。その辺をどう考えられてますの。 ○議長(田中保君) はい、吉田部長。 ◎市民生活部長(吉田治君) 地元に対します関係でございますけれども、まずこれらの市に整備しなければならないということがありまして、まず地元に対しまして今後現在まで周囲の皆様方にいろいろとご迷惑をおかけいたしておりますと。そうした中から今後環境基準に合致したそうした整備をさせていただきたいと。また、煙突も取り除きまして、現在の新しい炉に入れ替えること、そうしたことにつきましてひとつご協力をお願いしたいと自治会長の方に申し上げましたところ、それはいいことだということでご理解をいただきましたので、これらの整備計画を打ち立ててまいったところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(田中保君) はい、中川議員。 ◆10番(中川廣美君) これは私そこに住んでない人間がどうのこうの言ってるのじゃなしに、以前住んでおった議員が言われてビラも出されました。いかにそれで民意が反映してないか。その自治会長のあり方がいかにええかげんかということわかりますやろ。 それと、調査費を組まれて、3月に組まれてまだ何も使われてないという先ほど答弁でした。何もしてないと言われてます。もう12月ですやんか、これ3月まで3カ月。そんな急遽になって使いますのでは、ちょっとこれおかしいの違いますの。今もう3回目ですので委員会に任せておきますけど、もっとちゃんとしたやり方、答えを出してください。それを要望しておきます。 ○議長(田中保君) 答弁は結構やと、こういうことですから、所管委員会の中で十分に総括質疑の趣旨を酌んでやっていただくと、こういうことで質問者了解いただけますか。 はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) このリフレッシュ工事について、当初5億6,000万円ぐらいだと聞いておったんです。ところが、この議案の第51号で見ると4億3,000万円余りということで、1億3,000万円ぐらい安なってますのやな。安なるのはええねんけど、例えば10億円の仕事あったら2億5,000万円ほど安なるというような勘定になるんです、5億6,000万円が4億3,000万円やから。だから、その辺で言うたら、いろいろその段階で変化があったと思うねけれども、なぜ当初よりも1億3,000万円ほど安なったのかと、その辺のところだけちょっと、入札が安かったとかいろいろあると思うのやけど、その辺だけちょっと言うてくれまっか。 ○議長(田中保君) はい、吉田部長。 ◎市民生活部長(吉田治君) ただいまのご質問に対しましてご答弁を申し上げたいと思います。 当初につきましては、確かに予算、今年度3億円並びに債務負担行為といたしまして2億5,000万円、こうした形の予算を計上させていただきました。そうした中で、なぜその金額が今4億何千万円かと。 当初基本設計におきまして、いろいろと現在の既設の炉につきましてのいろいろと調査また検討を加えましたところ、そうしたものを一括して業者委託するという中で出てきましたのが5億4,000万円。今回リフレッシュ工事というものに対しまして検討委員会を設置いたしまして、そこで検討し、炉メーカーは炉メーカー、それを含めまして建築の費用、そうした中で全体的にゼネコン発注という形の進め方をさせていただいた結果、当初の5億4,000万円が4億4,000万円という形に結果的になりました。以上、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(田中保君) また委員会ということで、質疑打ち切ります。 続きまして、建設経済委員会に付託を予定いたしております議第46号、52号、53号について総括質疑を受けます。 はい、竹下議員。 ◆7番(竹下正志君) 議第53号について若干お尋ねをいたします。 これ参考資料を見ておりますと、埋め戻し土、安定化処理工2万立米となっておりますが、どういうたぐいの工事なのかお聞かせください。 ○議長(田中保君) 野村部長。 ◎都市整備部長(野村日出夫君) 平成15年6月議会におきまして請負契約の議決をいただいたわけでございますが、その後事業を行っておる中で、調整池をつくらせてもらっておるわけでございますが、当初その土、その掘削土につきましては埋め戻しという形で計画をしておりました。その事前の設計におきましてボーリング調査、土質調査を行うわけでございますが、砂、砂質土が出ておったわけでございます。それで、実際工事に着手を行いまして、掘削を行った中でございますが、粘土質が出てきたわけでございまして、6カ月仮積みといいますか、仮置きしておくことによりまして水気も抜けるであろうと、このように考えておったわけでございますが、埋め戻しには適さないという判断のもとで、今回の改良をお願いするわけでございます。 以上でございます。 ○議長(田中保君) はい、竹下議員。 ◆7番(竹下正志君) 今説明を聞きますと、調整池をつくるためにほじくった土が埋め戻しに適さないと。これ普通で考えたら、当然ながら調整池をほじくるのですから、その下の土の状況、土質、これはあくまでも設計段階で当然調査をし、把握されるべき性格のものではないかと考えます。 アメリカの爆弾が急に出てきたわけではありません。当初からあの地帯は田んぼであり、近くには川も流れているということであれば、私は少なくとも工事前設計段階でそういう調査を十分した上で予算計上をするべきだと考えます。このことについていわゆる設計段階での調査ミスなのか、あるいはそれは上がってきている承認段階でミスったのか、いずれにしても少しこのことについて審査をお願いしたいと思います。もし設計ミスであるなら、この事業は設計会社が支払うべきだと考えます。 以上です。 ○議長(田中保君) 委員会で審査をしていただくと、こういうことで答弁よろしいですか。 はい、芦高議員。 ◆6番(芦高省五君) 46号、52号、53号一括で聞かせていただきます。 この46号ですのやけれども、先ほど市長の説明では、租税特別措置法の一部改正に伴い香芝市手数料条例の一部を改正しまんねというだけの説明やったと思うのです。何のこっちゃさっぱりこれわかりませんのやな、これ。建設経済委員でも何でもないから。これここで答えてくれと言わんから、これも十分建設経済委員会で審議してほしいと。 それで、52号と53号。53号については、これは先ほど竹下議員言われておったんけど、この52号も53号も、これ両方とも結果として奥村組になってますのや。今回のこの全部で10何ぼの議案のうち、契約なり契約の変更等について、3つとも奥村組と。以前かて5つの議案で3つか4つが奥村組というのがおましてんけれども、今回3つとも奥村組やと。結果としてそうなったんかもわからへんけれども、ちょっと何かなと思うたりしまんねけど。その辺はよろしいのやけれども、例えば議53号については、2,100万円を新たに契約するということでしょう、これ。こんなものそやけどはっきり言うて、天下の奥村組がこんなの被ることできへんのかと言いたい。えろ、工事させてもろてて、その辺どうですの。              (「要望やろ」との声あり) 要望や。こんなん答え言うても答えられへんけど。 ○議長(田中保君) 質問者に議長からお諮りします。 これは先ほど竹下議員の質問も一致するわけでございますので、委員会の中で、なぜ当初の計画になかったんやというようなことをさらに審議をしていただくと、こういうことで質疑打ち切ってよろしいか。はい。              (6番芦高省五君「頼むで」との声あり) 質疑を打ち切ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程11 委員会付託 ○議長(田中保君) お諮りいたします。 日程に従い、委員会付託を議長から行ってよろしゅうございますか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。承第5号、議第41号から議第45号、議第47号から議第50号、これらにつきましては総務文教委員会に、議第51号につきましては民生水道委員会に、議第46号、議第52号、議第53号につきましては建設経済委員会にそれぞれ付託することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ありがとうございます。異議ないようでございますので、それぞれ各委員会に付託することに決します。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程12 意見書第6号 ○議長(田中保君) 続きまして、日程に従い、意見書第6号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をいたさせます。 はい、事務局長。 ◎議会事務局長(和田善雄君) 意見書第6号観光立国へ積極的な施策推進を求める意見書(案)。 上記の議案を地方自治法第99条の規定により別紙のとおり議決を求める。 平成15年12月8日提出。 提出者、香芝市議会議員河杉博之。 賛成者、香芝市議会議員田中信好、香芝市議会議員長谷川翠、香芝市議会議員西浦秋男。 以上でございます。 ○議長(田中保君) それでは、提出者から理由説明を受けます。 はい、河杉博之議員。 ◆4番(河杉博之君) それでは、失礼いたします。意見書第6号につきまして、議長のお許しをいただきましたので、提案理由説明をさせていただきます。 なお、提案理由の説明といたしまして本文の朗読をもってかえさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 観光立国へ積極的な施策推進を求める意見書(案)。 グローバリズムの進展はさまざまな問題をはらみながら時代の趨勢となっている。モノ、カネ、技術、情報に加え、人々も世界的規模で行き交う大交流時代に突入している。こうした中で、世界の国々は国際観光に新しい価値と将来性を見出そうとしており、単に観光資源としてのみならず、観光を通し世界の国々及び人々の交流の拡大を図ろうとしている。世界観光機関(WTO)によると、全世界の外国旅行者数は2010年には10億人に、2020年には16億人に増加すると予想されている。 しかし、我が国の現状を見ると、観光先進国と言われている諸外国と比べ、我が国は観光振興に必要な社会資本の整備などさまざまな面で立ちおくれているために、日本人、外国人にかかわらず旅行者は少ないのが実態である。2002年に海外旅行をした日本人は1,652万人ですが、日本を訪れた外国人旅行者はその3分の1の524万人にとどまっており、外国人の受入数で日本は世界で35位、アジアでも9位に甘んじている。 今日景気回復が叫ばれている我が国経済にとっても、ものづくりの復権のみならず観光立国への転換も必須の課題となっている。観光産業が雇用総数600万人規模、その生産波及効果は100兆円規模の我が国の基幹産業に成長することも不可能ではなく、地域経済の活性化にも大きな役割を果たすことが期待されている。 こうした観点から、観光立国行動計画の積極的な推進とともに、国と地方公共団体が一体となって下記の諸対策を実施するよう強く要望する。 記。 1、観光立国関係閣僚会議を充実させ、各省庁と整合性のとれた観光総合戦略を策定する観光局を設置すること。 2、家族旅行や個人旅行を促進するため、有給休暇連続取得の推進及びそのための環境整備として中小企業への支援及びそのための雇用への奨励金の支給を図ること。 3、外国人を受け入れるための人材の育成や外国語表示の観光案内を充実させること。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。 どうぞ、議員諸公のご賛同をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(田中保君) 質疑ないようでございますので……。質疑あるんですか。 藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) この観光立国への施策推進を求める意見書なのですけれども、香芝での観光施策ですね、具体的にどのように考えておられるのか。ここになぜ織り込まれなかったのか、その点についてお伺いしたい。世界的なこととかそういうふうなことは書いてあるのですけれども、観光振興に対して必要な資本の整備など、香芝でどのようにしてもらうのか、その点お伺いいたします。香芝の具体的な施策をもっと盛り込んでおくべきだと思うのですけど。 ○議長(田中保君) はい、河杉議員。 ◆4番(河杉博之君) これにつきましては、大きくは雇用対策でございますけれども、それ以前に今日本の国として観光立国を積極的に立ち上げることによりまして、経済対策等々も含めまして、また奈良県香芝市というよりも、奈良県全体もちろん観光都市でございますし、その活性化をすることによって香芝の経済的波及も出てくるという思いが込められておるわけでございます。 ただ、そういう説明よりも、今日本全国としての景気対策を観光の観点から意見を出していきたいと、このような思いでございますので、どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(田中保君) はい、藤本議員。 ◆14番(藤本みや子君) 日本全国ですと、香芝に余り実入りがない。雇用対策とかそういうふうなのがないのであれば必要がないと思うし、香芝として意見書を上げる限りは、そういうふうな問題もありますので、具体的に委員会なりでやはり香芝の観光施策がどうなのか、雇用対策をどうするのか、そういうようなものも含めながら論議していってはどうかと思うのですけど。 ○議長(田中保君) はい、意見でよろしいですね。また付託しますので、付託委員会でまたいろいろ質疑やっていただきます。それでよろしいですか。はい。 質疑を打ち切ります。 お諮りします。 ただいま提案なりました意見書第6号について、建設経済委員会に付託をいたしたいと思いますが、異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(田中保君) はい、ご異議ないようでございますので、意見書第6号につきましては、建設経済委員会に付託することに決します。 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 10日と11日、この両日につきましては、一般質問が日程となっておりますので、議員諸公の格段のご協力をお願い申し上げます。 10日は午前10時から開会予定でございますので、時間の励行につきましてもあわせてよろしくお願いを申し上げる次第であります。 また、12日につきましては総務文教委員会、15日は民生水道委員会、16日は建設経済委員会が日程となっています。議員諸公には各委員会の付託案件等々につきまして慎重審議をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。                              閉議 午後4時52分...